熟年離婚で後悔しないために。切り出す前にすべき「4つの準備」
子どもの独立や定年を機に決断されることが多い「熟年離婚」。第二の人生に向けた前向きな選択ですが、若い世代の離婚と比べて「お金」の問題が複雑になりがちです。
スマホでもサクッと読めるよう、昨今の特徴と絶対に必要な準備をまとめました。
■ 昨今の熟年離婚、3つの特徴
- 計画的な決断が多い(突発的ではなく、水面下で数年前から計画を立て準備する傾向があります)
- 財産が複雑(預貯金だけでなく、自宅不動産、退職金、保険など多岐にわたります)
- 老後の生活に直結(分与される財産や年金が、その後の生活水準を左右する)
■ 離婚を切り出す前に!必須の「4つの準備」 感情に任せて「離婚して!」と伝えるのはNGです。相手が警戒して財産を隠してしまう前に、同居しているうちから以下の準備を整えましょう。
- 財産の把握とコピー 預金通帳、家のローン残高、保険証券、退職金規定などをスマホで撮影しておく。
- 年金分割の準備 年金事務所で「年金分割のための情報通知書」を取得し、将来もらえる目安を知る(配偶者に内緒で取得できます)。
- 離婚後の生活費シミュレーション 家賃や生活費を計算し、「離婚後、本当に暮らしていけるか」を現実的に確認する。
- 有責行為の証拠確保(不貞やモラハラがある場合) 慰謝料を請求する場合、LINEの履歴や音声データ、日記などを残しておく。探偵に調査を依頼することも。
■ 迷ったら、まずは専門家へ 長年連れ添った夫婦ほど、いざ話し合いを始めると感情的になり、スムーズに進みません。専門的のアドバイスを得ながら進めることが重要です。家庭裁判所の離婚調停手続となった場合には、重要度がアップします。
「相手に切り出す前」の段階で構いません。まずは弁護士にご相談いただき、ご自身の権利と今後の見通しを整理しておくことが、安心できるセカンドライフへの第一歩です。

